2005-04-15 | 福田::還流雑記

2005-04-15

元記者ブロガー藤代裕之さんの視点

ネット時代になって、最も変わったのは、これまで一方的に言いたいことを垂れ流してきたメディアに対し、読者や市民が異議申し立てできるようになったということだ。記事や記者の対応に問題や間違いがあっても、指摘したり反論したりすることは現実的には難しかったが、簡単な操作でネット上に発信できるブログの登場によって、個人もメディアを持つことができるようになった。情報の「出し手」と「受け手」という一方的な関係は崩れた。

ちょっと違うような気がする。フェーズを読み違えているというか。記事と読者の関係というのは一つの完結したフェーズ。読者がブログで記事を書けば、そこで違うフェーズへ移行するだけの話。昔から新聞読んで突っ込むオヤジはたくさんいたし、昔より遙かにインタラクティブな時代になったとも思えない。ましてやネットユーザーのリテラシーは意外に未開発だと思う。ネットに未来託しすぎ。